FOCUS. JOURNAL

背中の脂肪は部分痩せできる?見た目を整える3つの視点

下着や服の上から見える背中の段差が気になり、背中の運動だけを毎日行う人がいます。背中の筋肉を鍛えることは姿勢や輪郭づくりに役立ちますが、鍛えた場所の脂肪だけが必ず優先して減るとは限りません。

背中の見た目は、体脂肪全体・筋肉の形・姿勢や衣服の3つに分けて考えます。

1.体脂肪全体をゆっくり調整する

脂肪分布には個人差があり、どこから減るかを自由に指定することはできません。腹筋運動だけを行った臨床試験では、腹部の筋持久力は向上しても、腹部脂肪の有意な減少はみられませんでした。

背中も同様に、局所運動だけへ頼らず、食事、歩行などの日常活動、全身の筋力トレーニングを組み合わせます。

2.背中の筋肉を鍛えて輪郭を作る

背中を鍛えても脂肪が直接消えるとは限りませんが、肩甲骨周りや広背筋などの筋力を高めると、姿勢を保ちやすくなり、上半身の輪郭が変わる可能性があります。

  • ローイング:肘を後ろへ引く
  • ラットプルダウン:上から引く
  • ヒップヒンジ:股関節から身体を倒す
  • キャリー:重りを持って姿勢を保つ

腕だけで引かず、首をすくめない重量から始めます。鋭い肩や首の痛みが出る種目は中止します。

3.姿勢と衣服の条件を確認する

写真の姿勢、下着のサイズ、腕の位置、照明によって背中の見え方は変わります。変化を記録するなら、同じ衣服、時間、距離、姿勢で撮影します。

「姿勢を良くすれば脂肪が消える」わけではありませんが、胸郭や肩甲骨を無理なく動かせるようにすると、立ち姿の印象は変えられます。Focus.では必要に応じてピラティスを筋トレと組み合わせます。

食事は背中専用にしない

主食、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質源、野菜や果物を組み合わせます。背中の脂肪を落とす特定食品はありません。飲料、間食、外食の頻度を確認し、続けられる範囲で摂取量を調整します。

レジスタンストレーニングを含むプログラムは、体脂肪を減らし、減量中の除脂肪量維持を助ける可能性があります。食事制限だけでなく、筋力を保つことも見ます。

痛みやしこりは別に確認する

鋭い痛み、しびれ、腫れ、力が入りにくい、悪化する症状がある場合は運動を続けず、医療機関へ相談してください。触って分かるしこり、皮膚の急な変化、左右差が大きい腫れも、体脂肪と決めつけず受診を検討します。

背中だけでなく全身を確認します

今の状態を見せる90分体験では、背中の見た目だけでなく、肩、胸郭、股関節の動きと全身の筋力を確認します。体脂肪を落とす計画と、姿勢・輪郭づくりを分けて提案します。

参考文献

  • Vispute SS, et al. The effect of abdominal exercise on abdominal fat. J Strength Cond Res. 2011. PubMed
  • Lopez P, et al. Resistance training effectiveness on body composition and regional adiposity: systematic review and meta-analysis. Obes Rev. 2022. PubMed

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